感覚に記憶される”感覚記憶”
感覚情報貯蔵とも呼ばれおり、感覚器官に保持される記憶のことです。 テレビや映画の映像を連続して認識できるのは感覚記憶の効果です。
視覚では1秒間弱、聴覚では約4秒間保持されます。 その後、注意によって感覚記憶から短期記憶に記憶が転送されます。
短期記憶の容量は小さく、短期記憶に入ったときにかなりの部分の記憶を忘れてしまいます。
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約20秒間保持される”短期記憶”
短期記憶(STM)とは、短期間だけ保持される記憶のことです。 短期記憶を蓄える貯蔵庫を短期記憶貯蔵(STS)と呼びます。
短期記憶の保持期間は約20秒間です。
これは心理学者のジョージ・ミラーによって発見されました。
短期記憶から長期記憶に記憶を転送するためには、精緻化リハーサルを行う必要があります。
精微化リハーサルは統合化リハーサルとも呼ばれます。
統合化リハーサルとは短期記憶から長期記憶に記憶を転送し、長期記憶の構造に統合することです。
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短期記憶の発展系”作動記憶”
短期記憶を発展させたものを作動記憶といいます。
作動記憶は短期的な記憶保存だけでなく、認知的な情報処理も含めたものです。
作動記憶は中央制御系、音韻ループ、視空間スケッチパッドなどから構成されます。
・中央制御系
音韻ループと視空間スケッチパッドを制御し、長期記憶と情報をやりとりします。
・音韻ループ
言語を理解したり、推論などを行うための音韻情報を保存します。
・視空間スケッチパッド
視覚的・空間的なイメージを操作したり、保存したりします。
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長期間保持される”長期記憶”
長期記憶(LTM)とは長期間保持される記憶のことです。
長期記憶を蓄える貯蔵庫を長期記憶貯蔵(LTS)と呼びます。
長期記憶も時間の経過とともに少しづつ忘れていきます。 記憶を失われていく理由として干渉説があります。
干渉説とは、ある記憶が他の記憶と干渉を起こすことによって記憶が失われていくという説のことです。
長期記憶の忘却は、エビングハウスの忘却曲線によって表されます。
また長期記憶は陳述記憶・非陳述記憶の2つに分類されます。
さらに長期記憶を近時記憶と遠隔記憶の2つに分類する説もあります。
・陳述記憶
言葉で表現できる記憶のことです。
陳述記憶はエピソード記憶・意味記憶の2つに分類されます。
・エピソード記憶
個人的体験や出来事についての記憶です。
1972年に心理学者のタルヴィングによって,意味記憶と対になる形として提唱されました。
・意味記憶
意味記憶とは言葉の意味や世界のあり方についての記憶のことです。
1966年に心理学者のマックス・キリアンによって提唱されました。
意味記憶の構造は,(コリンズとキリアンによって)意味ネットワークという形でモデル化されていて、他にも、意味記憶を表す多くのモデルがあります。
・非陳述記憶
非陳述記憶とは、言葉で表現できない記憶のことです。 非宣言的記憶とも呼ばれます。
非陳述記憶は手続き記憶・プライミング記憶の2つに分類されるといわれています。
・手続き記憶
物事を行うときの手続きについての記憶です。 体で覚える記憶のことです。
・プライミング
先行する事柄が後続する事柄に影響を与える状況を指して、「プライミングの効果があった」といいます。
そのような状況における「先行する事柄」のことをプライムといいます。
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”自伝的記憶”と”展望的記憶”
・自伝的記憶
自分自身に関することについての記憶です。
自分が小さかった頃などの記憶があるのは、自伝的記憶が働いているためです。
・展望的記憶
将来行うことに対しての記憶です。
また、過去の出来事についての記憶は回想的記憶と呼ばれます。
展望的記憶とは未来の記憶のことで、企業においては、PDAやスケジュール帳などの電子機器類の使用方法や使用行動と絡めて研究されることもあります。
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