耳鳴りの検査・治療(2)
耳鳴りを治療するには、まず耳鳴りはどこから起こるのかという問題を解決しなければなりません。
実はこれが最も困難なことなのです。
内耳の聴神経などが障害を受けたことにより耳鳴りが生じる場合は、聞こえが悪いため耳鳴り検査でも耳鳴り音と難聴の周波数がほぼ一致しています。
高い音の場合や低い音の場合もあります。
また耳の聞こえが悪くなくても耳鳴りが聞こえることがあります。
このような無難聴性の耳鳴りの場合は精神的な影響が多い場合もあります。
どちらにしろ耳鳴りの治療には患者さんと担当医師との協力と連携した継続的努力が必要となります。
耳鳴りの検査は通常、聴力検査、耳鳴検査、鼓膜の可動性の検査などを行います。
さらに必要があれば、頭部の CTやMR、平衡機能検査、心理テストなどを行います。
しかし、最も大事なのは本人が耳鳴りを自分の中でどのように捉えているかということで、いわゆる気になり方の尺度が問題となってきます。
耳からの障害による内耳性耳鳴りであっても無難聴性耳鳴りであっても、耳鳴りを感じている感覚レベルがポイントになるのです。
前述しましたが、耳鳴り治療には継続的な努力が必要で、現在においても即効性のある手段というものはありません。
例えば内耳性耳鳴りの場合には、ビタミン B12、循環改善剤、ステロイドホルモン剤、漢方薬、星状神経節ブロックなどを用いて内耳障害の治療を行います。
耳鳴りの感覚レベルを抑制する方法としてはキシロカイン注射、自律訓練、心理療法、最新耳鳴り治療のTRTなどがあります。
また耳鳴りを一時的に抑制する方法として、マスカー療法、抗不安薬、抗うつ剤等が用いられます。
つまりこれらの治療を組み合わせることで耳鳴りに対して積極的な治療を行うことになります。
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カテゴリー:60耳鳴りの療法
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