外耳
外耳は耳介(じかい)と外耳道のことの総称です。
耳介はパラボラアンテナのように、空気中を伝わる音声の音圧をあげて集音する機能を持っています。
また形態が複雑で、音源の方向によって音響伝達特性が変わることに対応し上・前後・左右といった音源定位を行っています。
外耳道は約20?30mmの長さを持っており、最後は鼓膜で終わります。
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中耳
中耳は、鼓膜、つち骨、きぬた骨、あぶみ骨の3つの耳小骨(じしょうこつ)のことをいいます。
空気振動により鼓膜が振動して、内耳のリンパ液に伝わり、さらに3つの耳小骨を伝わることで、鼓膜とあぶみ骨の面積比の関係とてこの原理により圧力が約22倍に上昇します。
つまり中耳は天然の物理的変圧器の役割を果たしています。
なおベートーベンは耳小骨の動きが悪くなる耳硬化症になっていたといわれています。
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内耳
内耳は側頭骨の中に位置しています。
直径1cm程度で2回り半巻いておりカタツムリのような形をした蝸牛(かぎゅう)、半規管、前庭を内耳といいます。
蝸牛は内部が3層構造になっており(上から前庭階、蝸牛管、鼓室階)それぞれリンパ液などで満たされています。 あぶみ骨の振動が蝸牛の入り口の小窓(卵円窓:らんえんそう)に伝わり、内部のリンパ液を振動させ、コルチ器を載せた基底膜を振動させます。
このときに最も強く振動する基底膜の位置が音の周波数により異なり、入口付近が高い音、低い音が入り口から遠い位置の基底膜を振動させます。
この振動がコルチ器のうちの内有毛細胞の不動毛を変形させ、イオンチャンネルを開かせ細胞を電気的に興奮させ、内耳神経へと伝えられるのです。
このような基底膜の物理的な周波数特性に加え、内有毛細胞の特定の周波数への「チューニング」という生物的な要素により、人は音声認知の初期から、周波数情報を神経細胞興奮という情報に変換しています。
基底膜の周波数特性を発見したベケシー(Georg von Békésy)は、その発見によって1961年のノーベル医学生理学賞を受賞しています。
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