絶対音感とは
絶対音感は、絶対的な音の高さに対する記憶のことであると言われています。
絶対音感は、必ずしも機械のように「完全」な精度を持っている能力というわけではありません。
その能力の範囲に当てはまる絶対音感保有者の中でも、高精度であったり、高精度の者よりも僅かに精度が落ちるという絶対音感保有者がいます。
つまり感覚そのものは決して不変ではなく、その能力を形容する言葉が普遍的になっているのです。
つまり、だいたいの音、高い、低いについてはだれでも言い当てることができるので、絶対音感の保有者というのは、その精度が高い人、おおむね半音以内の精度を持っている人と言うことができます。
また、絶対音感のある者が相対音感を持っていないとか、または相対音感が劣位であるといわれることもありますが、そのような研究報告は知られていません。
絶対音感を習得するには臨界期があって、3歳?5歳くらいの間に意識的に訓練をするとかなりの確率で身につけることができます。
しかしそれを過ぎると習得は困難になり、また、身につけたとしても音楽的才能とは関係がありません。
絶対音感を持っていたであろう著名人の代表例として、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトがよく挙げられます。
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西洋音楽と絶対音感
絶対音感のある人の多くは、音を、絶対的な音の高さに付けられた音の名前(音名)で感じ取ります。
それはイタリア音名であるドレミであることがほとんどです。
このため、絶対音感を持つ者には固定ドのものが多いを言われています。 これは音名唱法といいドレミを、調にかかわらず、楽譜上の位置に固定して歌うことをいいます。
一般に弦楽器奏者は、絶対音感ではなくても、チューニングに用いるイ音(A)については敏感であると言われています。
実際に、絶対音感保有者の中でも得手不得手の音高、音域、楽器の種類など様々なタイプの保有者が存在しています。
現在のようにイ音(A音)=440ヘルツと定義されたのは、1939年5月にロンドンで開催された標準高度の国際会議により決定されました。
それ以前は各国によって標準となるチューニングはばらばらであり、また同じ国においても時代が変わればチューニングは変化しており、18?19世紀頃は、大体422?445ヘルツという広い範囲でチューニングでまかり通っていたのです。
例えば絶対音感とは、第二次大戦前の絶対音感保有者がイ音=440ヘルツという感覚を有していたのではなく、保有者個人の感覚内における「絶対的」な音高感を有する感覚であり、その絶対的な音高感を高精度で感覚内で自在に操ることが出来る者を「優れた相対音感」を持つものと定義できます。
つまり音高感を感覚内でチューニングを操れずに、固定したまま感覚が鍛えられれば、それも絶対音感となるのです。
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